本指0嬢の本懐

予約でうまる1日、都市伝説なのでは?

出稼ぎ〜忘備録〜

先日、人生初めての「出稼ぎ」に行ってきた。(この話はまた詳しく残せたらなと思う)

 

私はとにかく"がむしゃらに頑張ること"が苦手だ。
がむしゃらになったところで、というかんじだし、
効率良く楽に生きる努力のほうが大事なのでは、と考えてしまう嫌な人間だ。


なので「いかに楽に稼げるか」についてこの出稼ぎ期間でめちゃくちゃ考えた。暇さえあれば頭を働かした(その結果2日目にしてなんと頭痛でダウン〜〜!)。

 

ここでの私なりの「楽に稼ぐ」の定義を挙げると、

・自分の得意な客の流入

・暇疲れこそ病む。どんなに疲れても諭吉を見たら落ち着くのでとにかく仕事をいれてもらう。

この2点。

 

ただ私は今回初出稼ぎ。(超短期間)
このお店と私の間に実績も信頼も安心もクソも無い。クソすらない。
リピーターも勿論いない。顔は勿論可愛くない。

 

スタッフさんも困ったと思う。

可愛くないから容姿では売れないし

地味だからえっ、、こんな子がデリやってんの、、、くらいに思ってたと思う。すみません。

 

 

私が待機の時間頑張れることそれは、「写メ日記」だった。

 


まず私が心がけたのが
「どうやって女の子を選ぶのか」
「何故私を選んだのか」
の市場調査。
多分100%してたきがする。

 

勿論このままの言葉でストレートには聞かず、挨拶後、ベッドの中、お風呂でのいちゃいちゃタイムetc……良いタイミングと良い言葉で探る。

「私のことなんで好きなの……?」感。

 

やはり攻略したい相手や顧客の動向・心理を把握することと、
自分の(自社の)特性を自覚し伸ばすことはどのシーンでも必須。
風俗に限った話ではない。

 

1番多かった流れとしては
①「(駅名)×(デリヘル,ソープなどの形態)×(素人,人妻,ギャルなどのテイスト)」で店を検索

②HP見て気になる子を探す


私は正直ここでもう女の子は決まるのかと思っていたがどうやら違うらしい。

次段階→→

③パネル写真はあんまり信用してないから写メ日記で体型やら雰囲気をチェックする

とのこと。


たしかにこまめにあげてる自撮りであれば過度な加工の心配はないのかもしれない。


(フリーアプリでいくらでも白肌もくびれも作れることは女の子だけの秘密にしようとおもう)


③までやって気になる子が見つからなかったらまた①に戻り、店を変えて②,③……と繰り返すらしい。

 

 

うわ写メ日記めちゃくちゃ大事じゃん〜〜。



 教えてもらった

「日記を見て体型と雰囲気を見る」。


これでわかるのは

・写真のアングルとフィルターは自分の体型を伝えるルーツとしてめちゃくちゃでかい。

・文章でプロフ以上のキャラは作れる。

 

 

ほ〜〜〜、、なるほど。


そこで考えた。
その時のメモが、これ。(雑字)

 

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ひっっっし。
楽するために必死。

 


ただこれが成功したらある程度楽な客がくる。そう信じてこのメモで整理をしたことを実践してみる。

 

ポイントは

・わたしはフェラが好きですアピール

 

・エロ×過激推しではない(過度な要求をされても応えられない、ガッカリされても困るし次に繋がらない)ので内容は恋人っぽく。

 

・写真は綺麗めに。自分の肌の白さと清潔さむっちりさ(ここしかアピールポイントが無いため)を最大限に。

 

 

 

この3点を必ず意識した。

(日記に書きたいからごっくんとか自らして、書いた。嘘は良くないので)

 

すると

 

 

なんと、

 

 

 

 

 

 

翌日からフェラ(イラマ)好き、そして風俗初心者のだるくない若者が増えたのだ。

 

面白いことに。

 

 

えっ面白!まんまとじゃん!wwってなってほくそ笑んだ。

 

 

 

あなどれない写メ日記。

 

工夫次第でどんどん働きやすくなる。

 

 

むしろここの大事なとこさえおさえておけば大きな省エネ。

 

 

自分が1番楽できる接客スタイルの把握

来て欲しい客層へのアプローチ

 

 

大事。

 

 

 

 

 

 

本指0の地雷嬢が1ヶ月頑張ってみたら………

 

 

 

3/11から始めた「本指名を作ろうか計画」

1ヶ月が経ちました。(厳密に言わずとも1ヶ月以上経ってしまいました。)


前回の記事( http://liquidunderbar.hatenablog.com/entry/2018/03/25/112431 )で書いた通り、私はまず「女であること」「若い女が男性の射精を手伝うこと」それだけで価値なのだと思っていました。1年間も。


あとお恥ずかしながらこういう業界は出勤すれば当たり前のように仕事が入り当たり前のように稼げると思ってました。もう1度言います。1年間も。

やばいですよね?????ねえ???なめんなって感じですよね今なら分かります申し訳ない。

 

なので1年間も気まぐれに出勤しては(月1のときとかもあった)内勤に媚びることもせず(まずあんまり関わらない)挨拶だけして待機部屋に。(汚い)

本っっっ当に女のこが少ない時以外忙しくなることも無く。
金曜日の深夜帯に出ても(ゴールデンタイム)お茶ひいて帰ることも多々。

ちょっと特殊なお店なこともあり、本指名ってよっぽど可愛くなきゃ取れないんだろうな〜まあいっか笑 みたいな感じでした。


ちなみに外見、あんまり良くないです。
顔も薄いし一重だし、脚短めのむっちりです。デブってよりはズンって言うとリアル。伝わるとおもう。
ちなみに彼氏もいませんし自己肯定感低いので女の子がどっぷり甘えられて癒されに行くホストとかも怖くていけないタイプです。「ブスの相手させてすみません」ってなる。
服が決まらなかったり化粧ノリ悪かったり前髪とか上手くいかないと人と会いたくなくなって泣くタイプ。ね?やばそうでしょ?

 

残念なことに1番やばかった状態で働いてた時の月収・本数はメモしていなくて……。
(年明けからだったらあるんですけど繁忙期だったり閑散期だったりで比較しようがないなと判断)

とにかく1日だらだら8時間くらい待機して1本!みたいな

それ新卒の社会人の出勤日数よりちょい少なめに働いて、もらえるのそれよりちょい多いくらいじゃん!風俗で働く意味ある?みたいな、なんとも言えない月収でした。
ざんねんですね。シンプルに。


で、
そろそろ文字読むのに飽きてきた頃だと思うので、
ためにためようと思いましたがここで!結果発表!!!!

 

 

 

今月の成果

 

 

 

なんと

 

 


(^。^)

 

 

 


本指名2本返せました〜〜〜〜〜!

 

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あんまり長いのもアレなので、今回はとりあえずここで。

 

でもなんか、高校生の部活かよってかんじだけどでもほんとに、私はそんなにダメ?とか。なんでこんなに頑張ってるのに返せないんだ何がいけないんだ〜〜ってモヤモヤする日もたくさんあったり、帰りの電車で自信なくしては泣いたり。
ずっと楽しくてずっとやる気、みたいな気持ちにはなれない1ヶ月でした。
稼げないとさ、お店にも申し訳ないし存在価値が無いと錯覚しちゃうんだよね。わかるわかる。必要とされてない感。この歳になってそんなこと感じるとは思わなかった。

 

忘備録として何を変えたか何をどうしたかをすぐにまたここに残すのであ〜〜それな〜 とか それこうでもいいんじゃない? とか 反応がきたらとてもうれしいです。ドキドキ。

 

 

売れないデリヘル嬢が考えたこと


少し前までなかなか売れず、お茶を引く期間が長かった。(今も忙しくはない)

何もしない時間が多く考えることが増えたので今日はいつもと毛色を変えて、一つ聞いてほしいことがある。


化粧品に浪費してしまう女の気持ちと
風俗で遊ぶ男の気持ちは
近いものがあるんじゃないか。


お客様と話が弾んだ時にだけ聞くことがある。
「風俗で遊ぶのって、どういう感覚なんですか?」

 

「わたしはホストに行ったことないけど、でもきっと女性がホストに行くときの気持ちとは多分別物ですよね。もっとフランクで、でもあ〜贅沢したな〜ってなるものですよね。普通。」と。


大抵「ん〜〜、ホストとキャバクラとも違うし、なんだろうね!」と返される。

擬似恋愛に、擬似セックス。
わたしは訳がわからなかった。

 

私は一時期射精をさせるために必死だったがどうやらそれは違うらしい。
驚いたことに男性は風俗で「いちゃいちゃしたい」「恋人感で」という声が多いのである。
それって結構、(風俗嬢の私が言うのもなんだが)、「無駄」なんじゃないか。だって絶対目の前の女のこは彼女にはなってくれないし勿論男性もそんなことをちゃんとは望んではいないからだ。

疑似恋愛。この言葉にいつも悩まされていた。

 

疑似恋愛というと、そしたらやっぱりホストに通う女と感覚は同じでは?と思うが、そこには圧倒的な差がある。

女はホストで「心の隙間を埋める」。
場合によっては恋愛に発展する。相手の生活を支えたりもする。
「擬似」だと分かっていても何か一つの対象に時間やお金を長期間かけて育てていくことはきっと、女性の本能で、そして心の隙間をしっくり埋めていくのだ。そこにゴールはしばらくは無い。ハマればハマるほどゴールはまず遠ざかっていく。

反面、風俗はきっと「心を満たす」と表現した方が近い。
もっとこう自分自身の日常・仕事・人間関係という土台がしっかりあった上での、たまの贅沢という印象。非日常。
あってもなくても困らない。なんなら性欲処理なら1人でも出来る。家でもどこでもできる。
だけど男性はホテルを取り、女を待つ。そしてゴールは小一時間で訪れる。
後に残るものは何も無い。

 

"無駄"にお金をかけることなら私も得意だ。

私は浪費する。
すぐに消えてしまう化粧品に湯水のようにお金をつぎ込んでいる。

化粧品で心の隙間までは埋められないが、大部分はざっくりと満たされる。
明日はこの新しい化粧品を使うからちゃんと外に出て仕事をしよう、となる。言わば活力だ。

カウンターのお姉さんに褒めちぎられ気持ち良くなったところで
キラキラした化粧品たちを選ぶ。悪い気はしない。
それも毎月。酷い時は毎週。


何かの本で見たことがある。
¥1,000以下の化粧水も、¥5,000以上の化粧水も大体の成分は同じである、ということを。

私も正直、違いがどうテクスチャーがどう肌質がどうなんてあまり考えてないのだ。

SNSで爆発的に知名度をあげるのも所謂プチプラのものが多い。


では何故私は仕事後の疲弊しきった身体で閉館20:00のデパートに急ぎ、薬局で買うより何倍もする化粧水を買いに行くのか。

「満たされたいから」である。

お気に入りのキラキラした化粧品たちに囲まれ、それらを贅沢に選ぶ。

あの何時行っても艶やかで美しい笑顔の女性たちにお客様扱いをされ、もてなされる。
お気に入りの販売員がいたら指名もできる。指名を始めたらがっかりすることはない。


これは深夜に某量販店に駆け込んでプラスチックのボトルを¥1,000で買うのとはまた訳がちがうのだ。
1人で自室でオナニーするのとは訳が違うというのときっと同じだ。

結果手に入るもの(化粧品・射精感)は同じでもその過程にお金をかける「無駄な贅沢」をすることで生活は潤う。心は満たされる。


最近私はこの事に気付き始めた。


この人はいま「贅沢」をしに来ている。無駄こそ贅沢なのだ。


射精をゴールにしていた頃の私は女であることだけで価値になると思っていた。
保湿剤がプラスチックの質素な容器で肌を潤すためだけに売られているのと同じだ。

でも彼らが求めているのはそこだけじゃない。
私たちだって綺麗な瓶のボトルに入った保湿剤を良い気分で毎晩使いたい。

彼らだってきっとそう。

 

私1人では贅沢品にはなれない。